2011台北自転車事情 その4

画像と動画で速報しておりました台北國際自転車展(以下、台北ショー)ですが、帰国後の第一報です。

ショー会場は例年に比べるとやや来場者が少ない様子。これは、地理的に近い日本の原発事故の影響を心配した欧米からの来場者が減ったことと、後述の通り台湾での自転車ブームが終息したことにで地元の一般入場者が減ったことが原因と思われます。一方、震災直後にも関わらず、日本人業者は意外なほど多く、底堅い自転車人気を感じさせました。

ちなみに、台北中心部を見る限り、明らかに昨年より走っているスポーツ自転車が減っているようです。たまに見かけても本格的なロードバイクか低価格MTBで、ピスト系の街乗り自転車がほぼ絶滅状態。どうやら、台湾でのサイクルスポーツは、少なくともファッショントレンドとしてのブームが終息し、落ち込んでいるようです。

とは言え、台湾はスポーツ自転車関連の生産拠点として引き続き世界一の地位を占めています。また、ショー会場に入る前に自転車店を数店回った際の印象では、本格的なスポーツ用途としてロードバイクが定着しつつあるようでした。日本のMTBブームのように、一時的な落ち込みで終わりその後は成長軌道に乗ることを期待したいところです。

ショーの話題に戻りますと、展示車種はロード系車種が最も多く、シングルスピードのピスト系車種はかなり減っています。一方で、ランドナーやスポルティーフに類される懐古調車種は増えていました。スチール製フレーム、メッキや革の多用といったスタイルはピスト同様ですが、よりリラックスして長距離乗ることができるツーリング車種に主流が移りつつあるようです。

MTBや一定割合を占めますが、大きく増えも減りもしていないようです。BMXはごくわずか。一昨年辺りから増加傾向の電動自転車は、やや減ったようでした。エコロジーブームという追い風はあっても、国による法制度の違いもあるので簡単に広まらないのでしょう。

懐古調車種用のカンチブレーキやラージフランジハブ、革サドル、革バッグ、トゥクリップ、トゥストラップ、5ピンクランクといったパーツが続々復活しているのは昨年から引き続いた流れですが、品質の低い模倣品も出現しているようです。当然のことながら懐古調自転車は性能では最新仕様の車種にはかないません。希少性や高品質といった特色が薄れれば、単に安っぽい自転車になりかねません。大人の趣味として定着するためには各業者の努力が必要でしょう。

具体的に目についた商品については、いくつか追加報告申し上げるつもりです。すでに台北より速報済みの画像等は下記を参照下さい。

余談ですが、台北滞在中は仕事との関係に関わらず、会う人会う人が日本人というだけで震災お見舞いの言葉をかけてくれました。台湾の人たちの優しさに心が暖まる思いでした。

・画像レポート

Screenshot[6][2]

  台北出張アルバム

 

・動画レポート

自転車用ターンライト
他ブースにもワイヤレス制御のものなど同種の商品が多数展示されていました。

はめやすいビンディングペダル
磁石を利用してクランクが上に来たときにクリート面が上を向きます。

サス機能付きシートポスト
合成樹脂の弾性を利用してサスペンション機能を持たせている。複雑な機能を持つリアサス(やサス機能つきシートポスト)に比べ、軽量で低価格になることが予想されます。

この記事を書いた人

ヒサユキネット担当/商品開発/営業/経理/雑用係Twitter:@mouko3
自転車歴は30年近く。高校時代の日帰りツーリングに始まり、大学時代は日本中をキャンピング装備で東奔西走。現在は13回連続ノリクラ(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)出場中。坂好きですが、のんびりツーリングも大好き。現在の主力自転車は、オーダーフレームのクロモリバイク「猛虎四號」。ユニコではネット関連を始め、商品開発、広報、経理から日々の出荷作業まで、雑多な業務に追われる毎日。
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